最強の薪割り器、キンドリングクラッカー
皆さん、キャンプで薪割りをする時、どんな道具をつかってますか?
斧やナイフ、中には鉈(ナタ)を使っている人もいるかと思いますが
これらって正直、危険だし扱いづらいと思った事ありませんか?
私は数年前まで、ハスクバーナーの手斧(左)とバークリバーのブラボー1(右)をつかっていました。
しかし子供(4歳)が薪割りをしている私の姿に興味をもち、自分もやりたいと思い始めてから、少し考え直すようになりました。
我が家の方針は、「やりたいと思った事はできる限りやらせてみる」事なので、
子供にも安全に薪割りができる道具がないか探しました。
迷った末辿り着いたのが、このキンドリングクラッカーでした。
これはニュージーランドの13歳の女の子が、斧で焚き付けを作るお母さんの
ケガを心配して考案した道具だそうです。
これなら子供と一緒に薪割りの重要さや楽しさ、
何より親と子供の共同作業を幼児期から行え、
今流行りの非認知能力向上にもつながるんじゃないでしょうか!?
~この記事のもくじ~
キンドリングクラッカーの特徴
安全、手軽
キンドリングクラッカーを購入した理由で一番重要視していたのが、安全であるという点です
通常の薪割りでは大人でも安全管理を怠ると怪我をします。
例えば斧で薪割りをする場合、割りたい薪の断面が並行でない事が多いので、
薪割り台に設置した時、斜めに傾く事が往々にしてあります。
不安定な場合、斧が薪の中心からそれて入る確率が上がります
その結果、何度も斧を入れる事になります
それは疲労につながり、手元が狂う→怪我をする(最悪、救急車)なんて事になりかねません。
何より危なくて子供には扱えないですよね。
キンドリングクラッカーは斧とは逆に、薪割り台側に刃がついています
そんなに鋭くないので触れても怪我をする事はないのと、輪っかが薪を安定させるガイドになっているので、ずれる事もありません
薪の中心を刃にくいこませるように、上からハンマーで叩きます
薪が大きすぎますが、頭が大きいだけで下部が入れば問題なく割れます。
こんな感じで割れました
もしサイズが大きすぎた場合で割れずに途中で引っかかった場合は下側から叩けば外れます
ので安心してガンガン叩きましょう
節(ふし)があってもこんなに綺麗に割れます。最強だとおもいませんかコレ
頑丈
球状黒鉛鋳鉄(ダクタイル鋳鉄)という製法を用いている為、とんでもなく頑丈です
引用:ファイヤーサイド
球状黒鉛鋳鉄とは
・ねずみ鋳鉄にマグネシウムを少量添加する事によって強度
が増した製法
・一般的な鋳鉄品は、ねずみ鋳鉄(片状黒鉛鋳鉄)である事が多い。
・ねずみ鋳鉄(片状黒鉛鋳鉄)は、鋳造時で固まった黒鉛が片状に固まる事と、断面が
ねずみ色に見える事でそう呼ばれている。黒鉛組織が片状になっている為ヒビが入りやすい
・マグネシウム添加により、片状だった黒鉛組織が球状に変化した事により、
ヒビが入りづらく、強度と粘り強さを出す事に成功した
球場黒鉛鋳鉄は例えば、車のエンジンのシリンダー内を高速で移動するピストンに巻かれているリングがそうです
エンジンのシリンダー内の部品ってものすごく強度が必要なんで、球場黒鉛鋳鉄がどれだけ強い製法なのかご理解いただけると思います
まとめ
とにもかくにも手軽、丈夫、安全
デメリットは持ち運びに少し手間取るくらいでしょうか?
それ以外は買って大正解でした!
ウチでは庭にずっと置きっぱなしても錆びたりもせず2年間使用し続けてますよ〜