パダワンキャンプ日記

ファミリーキャンプをしたいけど子供が小さくて不安な方などへ、始め方やおすすめギアを紹介します。

monbell(モンベル) ムーンライトテント4型はココが変わった!

パダワンキャンパーのゴジラです。最近ブログを更新してなかったので久々の投稿になります。皆さんコロナ禍の中いかがお過ごしでしょうか?

今回は皆さんも気になっているであろう、40年ぶりにフルモデルチェンジされたmonbell(モンベル)ムーンライトテント、その中でもファミリーキャンプ向けの4型について触れていきたいと思います。

monbell(モンベル)ムーンライトテント4型レビュー

ムーンライトテントとは

モンベルが誇るロングセラーモデル「ムーンライトテント」。月明かり(ムーンライト)の中でも簡単に設営可能」    

引用:monbell公式

 つまり夜でもランタンいらずで設営できるテントだという事です。

特筆すべきは40年間も姿を変えずにずっと売れ続けていたという事実!

テント界のゴキブリ(良い意味で)といっても過言ではありませんね!

7型から4型にかわった訳

monbell(モンベル) ムーンライトテント4型レビュー!

サイズはほとんど変わらないのに7人仕様から4人仕様に変更したのはなぜ?

monbellの本社に電話できいてみました

「4人向けに変更した理由は、快適性を担保できる人数が4人(4型)だったという事です。使用シーンが変わるだけで、実は中の広さはほとんどかわってません。旧型は登山者向けのテントだったので7人用と謳ってましたが、新型はファミリーキャンプ向けなので4人用に変更されました。過酷な環境に耐えられる様に作られた旧型に対し、新型はナイロン生地の密度(デニール)を薄くして軽量化し、室内高を高くして、キャンプで使い易い様にアップデートしました」

との事

そもそも登山のテントはくつろぐものじゃなく休憩と睡眠に使用されるものです

それでも40年前のテントとしてはかなり快適だったのでキャンプにも使用されてたという事実

旧型が長くユーザーに愛用されていた理由がわかりますね

 

新旧比較

    7型(旧型) 4型(新型)
  本体 70Dナイロンリップストップ
・難燃加工
20Dポリエステルリップストップ
・撥水加工
・難燃加工
素材 フロア 210Dナイロンタフタ
・耐水圧2000mm
・ウレタンコーティング
・難燃加工
40Dナイロンリップストップ
・耐水圧2000mm
・ウレタンコーティング
・難燃加工
  フライ 75Dポリエステルタフタ
・耐水圧1500mm
・ウレタンコーティング
・難燃加工
20Dポリエステルリップストップ
・耐水圧1500mm
・ウレタンコーティング
・難燃加工
  ポール アルミニウム合金 アルミニウム合金
(φ10.2mm、天頂部φ11.1mm)
  ペグ アルミピンペグ アルミVペグ

 

強度

本体の素材がナイロンからポリエステルに変更された事と、使われている素材全てのD(デニール)が下がっています。その上、フロアとフライシートの製法(織り方)がタフタからリップストップに変更されているので旧作と比べて強度が落ちている事は間違いなさそうです。

軽量化する上で仕方ないかもしれませんが、旧型の様なタフな作りが好きという方と意見が分かれそうです

 

【ナイロン】

登山用などに多い素材。軽くて丈夫、ポリエステルより若干強い

 

デニール

数字が多いほど糸を多く使用しており生地は厚く、強くなるがその分重くなる

 

【タフタ】

たて糸が交互によこ糸の上下を通過する織り方。密度が高くなる

 

【リップストップ】

「裂け目(RIP)を止める(STOP)」という意味で、デニールの低い薄い生地が裂けてしまうのを防止するため、繊維を小さな格子状に縫込んで補強する製法。生地に穴が空いてもそれ以上広がらないようになる

 

重量

旧型8.4kgに対して新型は5.26kg!約3.2kgもかるくなっているので設営、撤収が楽になっていると思いますが、前項の通り強度を犠牲にして軽量化したといえるでしょう。

軽量化以外にもあまりある魅力があれば良しとしたいところですが、原価は安くなってそうなのに販売価格はそのままなので意見が分かれる所かもしれません

 

 

サイズ

今回のアップデートで最も気になる所はここでしょう

具体的に見ていきます。


【旧型】

monbell(モンベル) ムーンライトテント4型はココが変わった!

引用:monbell

 

 【新型】

monbell(モンベル) ムーンライトテント4型はココが変わった!

引用:monbell

まず内寸が旧作に比べてコンパクトになっているようです。

横280cm×奥行280cmの旧型に対し、横260cm×奥行260cmなので室内は20cmずつ狭まり、前室も105cmから100cmなので5cm狭まりました。

但し高さは逆に高くなっていて、旧型が175cm(出入口140cm)に対し、新型は180cm(出入口170cm)になっています。

 

メッシュについて

旧型に比べて新型は出入り口が広くなっているので、その分メッシュ部が大きくなっています。両サイドのメッシュもかなり大きくなって室内は開放感がある印象にアップデートされています。

 

まとめ

 ムーンライトテント4型は間違いなく開放的で快適だしカッコイイです。

しかし生地の面に焦点を当てると、旧作のムーンライトテントに比べて間違いなくスペックダウンしています。なのに販売価格は変わっていない。

もっと安くてもよかったんじゃないかな〜っいうのが正直な感想ですね。まあ同じ価格にしないと7型の在庫が余ってしまうでしょうが・・・・

在庫がなくなり次第安くなったりして(笑)

ただテントとしての作りは非常によいので買ってみるのも面白いかもしれません。私は買いました!いいテントでした(高いけど)。

 参考:モンベル

webshop.montbell.jp

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